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【レビュー/書評】読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)を読んだ感想

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「読んだら忘れない読書術」内容

折角読んだ本の内容を忘れる・・・

という方は多いのではないのでしょうか?

 

因みに私は忘れる側の一人です。

今でも忘れることはよくありますが、すっぽり記憶が抜けるという事は無くなったように思います。

 

そんな

「せっかく本を読んだのに内容をすっかり忘れてしまう」

という悩みに焦点を当て、忘れないような方法を具体的に教えてくれている本です。

 

 

本の構成順序としては

 

①読書は何故必要なのか?

読書から得られることとは具体的にどんなことなのか。

 

②読んだら忘れないようにする方法とは?

10年経っても忘れない、記憶に残る読書術とは?

 

③記憶に残る正しい読書の仕方

テクニック、実践編。

 

ザックリ言うとこういう流れで説明してくれています。

 

そんなに字が多いわけでも無く、専門用語が並べられているといった事も無いので私的にはかなりサクサク読めた本でした。

 

私が読んだ際にメモした文章

私が箇条書きでメモした内容をそのまま記載します。

本当にそのままなので分かりづらい文章もあるかと思いますが、その点はご了承ください。

 

  • 1年経って古くなるのが情報、10年経っても古くならないのが知識

 

  • プレゼンテーションは、資料の前渡しはするな。

(皆資料に目が行ってしまい、大事なことは言葉で、目を見て伝えたいのに上手く伝わらなくなってしまうから。話しを聞いているようで聞いていないような状態になる。)

 

  • 10日以内に4回、アウトプットすると記憶に定着しやすくなる。

 

  • スピーチで人に本を勧める際は、複数の切り口で紹介するとわかりやすいし惹きつけやすい。(箇条書きで3つぐらい上げるのが好ましいか。)

 

  • 読書する際、アウトプットすることを前提に読み進めていく。
    そうすれば嫌でも「気付き」を得なくてはいけなくなるので読書の質が上がる。

 

  • レビューや感想は翌日以降に書く。
    →感情に流されたレビューを避けるためと、記憶の復習のため

 

  • 何かの作業を行う場合、その集中力は最初と最後が特に強くなる。
    →単語カード記憶実験

 

  • 極めて高い集中力を維持できる時間は15分。

 

  • 本は大まかに3種類に分類できる。

 

〇守→基礎を学べる「基本」本
師や流派の教え、型などを忠実に守り、確実に身につける段階。

〇破→他の人の方法を学べる「応用」本
良いものを取り入れ、自分に合った型をつくることにより既存の型を「破る」段階

〇離→自分のスタイルを模索するための「ブレイクスルー」本
新しいものを生み出し確立させていく段階。

 

  • 読もうとしている本が守破離のどのステージの部類なのかを意識してから読むと良い。

 

  • 「広げる読書」か「深める読書」かを認識する

 

  • 人が成長するための3つの方法

①長所伸展

②短所克服

③開拓

 

  • 本を読む際も、どれを目的にしているのかを明確にする。

 

  • 読書を投資の世界と同じ考えでとらえることもできる。

〇超短期→ネット情報、週刊誌、ニュース
〇短期→ノウハウ本
〇中期→仕事術、勉強術
〇長期→思想、哲学、生き方

 

  • 「土地や財産は奪われることがあっても、知識と人脈は奪えない」ユダヤ人の教え

 

  • 本を買うか迷った場合、一旦保留にし一ヶ月後にまだ欲しければそれはあなたにとって必要な本

 

 

 

一番心に残った内容/名言

「広げる読書」か「深める読書」かを認識する

 

私の感想

分かりやすい言葉で書かれていて、文字も多くなくスラスラ読めた本でした。

 

この本で一番記憶に残っているのは

 

「とにかくアウトプットすること」

 

です。

 

私も普段本を読む際、誰かに実際に本を紹介しなくとも紹介するつもりで読むので、ある程度キーワードを拾い、自分的に何が一番記憶に残っているか、どこがお勧めなのかを3点は抑えるように心掛けています。

 

この「読んだら忘れない読書術」で言うと

 

①10日以内に4回、少なくとも3回はアウトプットすること

 

②レビュー、感想は少し時間を空け、翌日以降に書くこと

→感情に流されたレビューを避けるためと、記憶の復習のため

 

③今読もうとしている本は「知識を広げるため」に読むのか、それとも「そもそも持っている知識を深めるため」のものなのか。

「本を読んだ後の自分の状態」をはっきりさせてから読書すると内容が入ってきやすいし、読書の質が上がる

 

という内容を強く記憶していました。

 

私の場合のアウトプットは2回だけなんですけどね。

( ・ิω・ิ)。

 

〇1回目

メモ書きを見直し、それらを自分なりにまとめ、1分間スピーチをする気持ちで実際に紹介できるレベルまで文章を作ってみる。

 

〇2回目

こうしてブログで紹介する。

 

以上。

 

( ・ิω・ิ)。。。スクナッ

 

 

後は1か月以上経った後にメモした内容を暇なときに見返すぐらいしかしていませんが、すっかり内容を忘れる、というのは少なくなったように思います。

 

一番は自分が続けられると思った方法で長く続け、尚且つ本の内容を忘れないようにするのが目的なので丸々真似をする必要も無いかなーと思います。

 

「無理はしないような自分に合った継続できる方法を取り入れる」。

私は基本そういう読書をしています。

 

何事も続かなかったらあまり意味を成さないと思っているので。

 

 

折角読んだ読書を無駄にしない為にも、是非読んでみてください^^

 

 
 

最後まで目を通していただきありがとうございました。